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法人税法はラスボスだ!だけど倒し方はある

公開日:2025/10/10

最終更新日:2026/04/22

法人税法はラスボスだ!だけど倒し方はある

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「法人税法って条文が多すぎる…」「理論と計算どちらも膨大で心が折れそう…」
そんな声を、受験生なら一度は耳にしたことがあるはずです。

でも、ちょっと見方を変えてみませんか?
法人税法は「苦行」ではなく「ラスボスとの最終決戦」。

税理士試験の中で最も重厚で、合格者すら恐れる大ボリューム。

まさに試験界の大魔王です。

法人税法の正体を暴く

法人税法をイメージで表すとこんな感じです。

範囲の広さが桁違い
 条文数は他の税法科目の比ではなく、理論暗記の負担が圧倒的。
 まさに「HPが無限にある敵」に挑むようなもの。

理論と計算の二刀流
 理論暗記だけでは勝てず、計算力も同時に問われます。
 「魔法と剣技の両方を極めないと倒せないラスボス」と言えるでしょう。

本試験の独特なプレッシャー
 条文ベースの論点を正確に再現し、かつ膨大な計算問題に時間内で挑む。
 まさに「最終決戦の緊張感」を味わえます。

合格までにかかる時間は?

法人税法は、一般的に 800〜1,000時間以上 が合格ラインと言われます。

・社会人:週10時間ペース → 2年〜2年半
・大学生・専念組:週20〜30時間 → 1年〜1年半
・上級生:理論・計算の基礎を終えた後に本格的な周回 → 1年集中で合格圏

と言いますが、私は正味1200時間以上勉強している気がしますし、
合格している人は2000時間近く余裕で勉強している
気がします。
1000なんて嘘です。
ラスボスらしく、道のりは長く険しい。
ただし「到達すれば大魔王を倒した勇者」として、大きな達成感と合格への自信を得られます。

攻略スケジュール

おすすめの計画は以下の通りです。

序盤(1〜3か月):装備を整える
 条文番号・頻出理論を暗記カード化。基礎的な別表計算を習得。

中盤(4〜9か月):レベル上げと戦術訓練
 答練・過去問を繰り返し、理論と計算の「連携攻撃」を習得。
 苦手論点を潰していくのは「小ボス戦」。

終盤(10〜12か月):ラスボス最終決戦
 本試験形式の模試を繰り返し、時間配分・立ち回りを徹底。
 どの技(理論)を出し、どの必殺技(計算)で仕留めるかを実戦レベルに仕上げます。

学習のポイント

学習のポイントは以下の通りです。

1.「HP削り合い」ではなく「弱点攻撃」
 全範囲を完璧に仕上げるのは不可能。頻出論点=弱点を優先攻撃するのが合格戦略です。

2.「コンボ練習」を怠らない
 理論と計算を切り離さず、「条文を根拠に計算処理を説明する」練習を積む。
 これがラスボスに通じる必勝コンボです。

3.模試=ラスボス戦のシミュレーション
 本番さながらの立ち回り練習。
 倒せなくても「どの攻撃でやられたか」を必ず分析。

4.最後までHPを削り切る
 法人税法は時間不足との戦いでもあります。
 最後まで粘り、途中答案でも必ず書いて「部分点=ラスボスのHP削り」を意識しましょう。

合格する人の共通点

法人税に合格する人は、意外と“天才肌”ではありません。共通するのはこんな特徴です。

理論暗記を「仕組み化」している
→ 音声・書き取りなど、自分なりの暗記ルーティンを持っている。

計算は「整理力」で勝負している
→ 複雑な調整項目も、フローチャートや図で整理。理解しながら積み重ねている。

完璧主義を捨てている
→ 「全部覚える」ではなく「出やすい論点を確実に」取る。広さよりも“合格点を稼ぐ力”。

要するに「努力を続ける仕組み」を作れる人が勝ちます。

私の勉強方法

法人税法は当たり前ですが、超絶頑張らないといけません。
分厚い理論マスター、とめどない計算、本当に泣かされました。

TACの通信で受験

私はTACを受講していました。
TACに決めた理由は、大原とTACの通信の動画をチラ見してみて、
TACの先生のほうが聞きやすいなと思ったからです(イケおじでした)。

結果、理論はTACのほうが詳細なので、TACでよかったのかなと思っています。

教材がとにかくボリューミー

法人税法は理論も計算もテキストもとにかくボリュームがえげつないです。
これを全部覚え、計算をこなすのかと思うと途方にくれます。

1日1個暗記できるの?

1日1個暗記できるのか?とよく聞かれますが、
死ぬ気で覚えたらできます。

私は理論マスターのコピーを常にポケットに入れて
トイレの待ち時間や
電車を待っているとき
歯磨きをしているとき
常に見ていました。
また、ところかまわず音読していました。

自分にピッタリの暗記方法が見つかれば、暗記は加速化します。
暗記が苦手な方はスケジュールを前倒しにして調整いただけたらと思います。

そして、何より理解が大事

法人税法では、理論・計算のほかに理解も大事にしていました。
よって、2日に1個のペース、2倍速で受講を聞いていました…。

暇があれば国税庁『質疑応答事例』を読む

理解を深めるために、余裕がある人は国税庁の『質疑応答事例』を読むといいと思います。
私は眠くなりそうなときに見ていました。

法人税目次一覧|国税庁www.nta.go.jp

本番での戦い方

法人税法は試験本番で「時間が足りない!」となる人が多い。だからこそ戦略が必要です。

理論は“必殺技”を決める感覚
→ 全部書こうとせず、キーワードを確実に盛り込む。点を稼ぐのは“量”ではなく“的確さ”。

計算は“取捨選択”の勇気
→ 難しい論点にハマったら即切り捨て。時間を残して解ける問題で得点を稼ぐ。

最後まであきらめない
→ 途中計算でも式を書けば部分点。最後の一筆が合否を分ける。

まとめ

法人税法はラスボス科目。
でもラスボスは、挑戦者を鍛えるために存在しています。

・「理論は呪文カードで少しずつ」
・「計算は迷路をパターン化して」
・「完璧よりも合格点」

毎日の一歩が、必ず大きな力につながります。
あなたの努力は、きっと法人税というラスボスを倒す力になります。

さあ、勇者としてラスボス討伐の旅に出ましょう!

執筆 ・ 監修

平川 文菜(ねこころ)

熊本出身。2018年京都大学卒業。在学中より税理士試験の勉強を始め、2018年12月に税法三科目(法人・消費・国徴)を同時に合格し、官報合格を果たす。 2018年9月よりBIG4 税理士法人の一つであるKPMG税理士法人において、若手かつ女性という少数の立場ながら2年間にわたり活躍。税務DDやアドバイザリーといった幅広い業務に従事。 2020年9月より、外資系戦略コンサルティングファームであるボストンコンサルティンググループに転職。戦略策定から実行支援まで幅広い業務に従事。2024年12月にフリーランスとして独立。